2014年 11月 21日

京都府への公開質問

「経ヶ岬での米軍基地建設計画の中止・撤回を求める緊急共同声明」呼びかけ人有志では、京丹後市での米軍基地建設の継続、Xバンドレーダー搬入強行を受けて、本日(11月21日)、京都府に対し公開質問書を提出しました。

11月25日(火)16時半より、京都府庁にて、総務部総務調整課と面会し、回答をもらいます。

京都府の回答については、別途、ご報告致します。また、11月25日(火)17時半から予定されている「京都府庁前座り込み&抗議行動」にも参加し、結果の報告も行う予定です。ぜひお集まり下さい。

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2014年11月20日

京都府知事 山田啓二様

   京丹後市丹後町宇川地区での米軍基地建設工事に関する抗議及び公開質問

      「経ヶ岬での米軍基地建設計画の中止・撤回を求める緊急共同声明」呼びかけ人有志

 私たちは京丹後市丹後町宇川地区での米軍基地建設工事、そしてXバンドレーダーの搬入が、下記にのべる様々な問題や約束違反がなされながら強行されていることについて、強く抗議し、建設工事の中止を強く求めます。

 米軍基地建設工事にあたって、京都府は防衛大臣宛「米軍TPY−2レーダー配備に係る確認・要請事項」(平成25年9月10日付)で協力のための条件の提示を行なっています。また、つづいて、平成26年5月付に「Xバンド・レーダー配備に関する申入れ」同年9月付で「Xバンド・レーダー配備に関する申入れ」 を防衛省に行ない、後者では「平成26年5月20日に提出した申入書の内容のうち、未履行のものについて、誠意を持って早急に対応すること」を求めています。米軍と日本政府は、これらの文書で京都府が求めてきたことの多くに誠実に対応しているとはいえません。京都府には宇川地区の住民、そして京都府に生きる市民の立場にたった判断をすること、そして米軍及び日本政府へ働きかけることを強く求めます。
 ついては、次の質問について、誠意ある回答をお願い致します。

■1 「Xバンド・レーダー配備に関する申入れ」(平成26年9月付)で指摘した「平成26年5月20日に提出した申入書の内容のうち、未履行のものについて、誠意を持って早急に対応すること」について伺います。

(1)京都府にとって「未履行のもの」とは具体的に何を指しますか。

(2)「未履行のもの」が未履行なままであった場合、現在進行中の米軍基地建設工事の中止を求めますか。また、2014年12月末までに予定されているレーダー及び米軍基地の運用開始の中止を求めますか。その理由も含めてご説明下さい。

■2 2014年10月27日に起きた京丹後市弥栄町黒部での米軍基地勤務者による交通事故について伺います。

(1)一部新聞が報道したのみで事故の詳細は一切明らかにされていません。ついては、住民の安全を守る観点から、今回の事故の詳細をご説明下さい。具体的には、①誰・どのような身分の人間が起こしたのか、②事故の原因、③事故の被害の詳細、③事故後の処理のされ方、④京都府は事故について米軍及び防衛省に対して何を行なったのか、についてご説明下さい。

(2)京都府は前述した防衛省への申入れ文書において、「万が一、事件・事故が発生した場合には、政府が責任をもって適切な措置を講じること」を求めています(平成25年9月10日付)。今回の事故では、「適切な措置」が講じられたとお考えですか。その理由もご説明下さい。

(3)京都府は防衛省へ「公務上、公務外を問わず防衛省が[交通事故の]関係者との調整等を行い、円滑に手続きが進められるよう適切に対処することを地元へ説明し、理解を得ること」(平成26年5月付)を申し入れています。今回の交通事故について、防衛省は関係者との調整と手続きを行なったのかご説明下さい。また、それは「地元の理解を得る」ものであったのか、京都府の判断をご説明下さい。

(4)米軍TPY−2レーダー配備に係る確認・要請事項」(平成25年9月10日付)では、防衛省に対し、「日米地位協定における米軍人・軍属に対する裁判権の行使に関する運用[…]等について、住民不安の解消のため絶えざる改善に努めること」を求めています。京都府は「裁判権の行使」について「絶えざる改善」が行なわれたとお考えですか。もしも、行われていないと判断されている場合、このまま基地建設工事を続けさせることは妥当だとお考えですか。

(5)日米地位協定における裁判権の行使や基地内立ち入り調査権の行使が確立されなければ、同様の交通事故や事件はくりかえされる、との指摘が宇川地区の住民からされています。私たちも同様の見解です。京都府の見解をご説明下さい。

■3 電磁波、騒音、水質の事前調査結果について伺います。

(1)京都府は事前調査の方法、実施された内容、結果の公表のされ方は適切であったと考えますか。その理由もご説明下さい。

(2)私たちは調査結果の公表のされ方が不適切であり、科学的・客観的でないと考えます。具体的には、①調査にあたって使用した機器・機材、②調査時の天候などの条件、③事後に特定できる調査場所の詳細、などが提示されていません。これら点について、京都府が追加の情報公開を防衛省に求めるよう要求します。

(3)電磁波(電磁界)調査の結果は、あまりにも情報が不足しており、これだけでは、現況・実態の把握ができないと考えます。具体的には、①3箇所のデータを個別に提示すべきこと、②計測値が平均値を示すのか最低値・最高値を示しているのかが不明確であること、③通常の電磁波調査ではマイクロワットの数値を提示しておりデータが荒すぎること、④周辺の自衛隊軍事レーダーや携帯基地局の電磁波がどの程度出力されているのかが確認されなければデータ自体が変動してしまうこと、などが挙げられます。これらの点がなければ、電磁波の現況はまったく確認できません。京都府が防衛省に対して、電磁波調査のやり直しを求めるよう要求します。調査結果の公表の仕方について、京都府の見解をご説明下さい。

(4)電磁波の健康に与える影響は長期間にわたって調査することが必要である、というのが科学者や研究者の常識です。また、住民自身が、気になったときにすぐに自らの手で電磁波を測定し、状態を把握できることが大切です。ついては、京都府に対し、①周辺住民の健康調査を継続的に行なうこと、②電磁波測定機を住民に提供する措置を講じること、を要求します。京都府の見解をお伝え下さい。

■4 建設工事について

(1)2014年9月11日付の近畿中部防衛局の「(お知らせ)米軍経ヶ岬通信所における日・祝日の工事実施について」では、9月14、15、21、28日及び10月5日の5日間に限って日曜・祝日の工事を実施するとのことでした。しかし、その後も、日曜・祝日の建設工事は継続されています。また、6:30〜18:30に工事は限定し、通勤時間帯の工事車両の通行を避けるとの約束も日常的に破られています。防衛省からも京都府からも、これらについての住民に対する説明は皆無です。強く抗議します。明確な約束違反であり、京都府が米軍と防衛省に対し工事の中止を求めることを要求します。工事のされ方について、京都府の判断をご説明下さい。

(2)基地建設現場では、これまで防衛省が京都府や住民に説明していなかった建造物が建設されています。たとえば、崖先の緑色の建物です。これも住民に対する約束違反であると考えます。京都府の判断をご説明下さい。

(3)2014年10月25日(土)より、レーダー専用発電機が24時間稼働し、その騒音が近くの住民を悩まし、多くの苦情が出ています。九品寺の参拝者にも苦痛を強いています。現場に滞在した私たちも頭痛や下腹部への振動に大きな苦痛を感じ、吐き気をもよおすこともありました。更に、同年11月4日(火)頃から、設置されたレーダー周辺からの騒音も確認されています。京都府は「日常生活の維持に影響を来たすことのないよう、万全な予防及び支援措置を講じること」(平成25年9月10日付)が必要としていますが、この状況をどのように考えますか。必要な措置は何であり、いつまでになされなければならないと考えますか。ご説明下さい。

■5 米軍人・軍属について伺います。

(1)2014年10月22日(水)に、在日米陸軍「第14ミサイル防衛中隊」が発足しましたが、その本部の住所と連絡先が住民に知らされていません。住所と連絡先について、行政として情報提供をして下さい。

(2)現時点の、①米軍人・軍属の総数とそれぞれの人数、②その具体的な任務、③赴任期間のローテーションに関する情報の詳細、④日常的な勤務形態(勤務時間数や交代の頻度)、⑤通勤の方法、⑥居住場所、について詳細な情報を提供して下さい。

(3)「米軍関係者の施設整備や区域外における居住場所の選定にあたっては、京丹後市の意向を十分踏まえて行うこと」(平成25年9月10日付)や「米軍族の居住候補地を早期に示し、地元の不安に対応すること」(平成26年5月付)を京都府は求めています。いつ、そして、どのように候補地が「地元」の住民に示されるのか(示されるべきか)、ご説明下さい。

(4)宇川地区の住民の多く、そして、この問題に関心をもつ多くの市民は、米軍との直接交渉を行い、これまで述べてきた多くの懸念や不安を直接伝えることを求めています。京都府に、住民と米軍との直接交渉の場をつくるよう強く求めます。見解をご説明下さい。

■6 京都市内での住民説明会

京都府に対し、京都府内に住む市民の多くが、京丹後市以外での住民説明会の開催を、何度も要求してきました。あらためて、京都府が京都市内などで住民説明会を開催することを強く要求し、その回答と理由を求めます。

         以上
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by mamorekyogamisaki | 2014-11-21 11:46 | 声明


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